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エルゴのタイムを上げたい!
エルゴ。回したいですよね。1にも2にもエルゴですよね。
もはやボートが速いよりもエルゴが速い方が嬉しい人、いるんじゃないでしょうか?
意外とネットで書いている人が少ないので、
自身の経験(と言っても、これまでに接してきたチームメイトの、という意味であるが)から、
まとめる意味でも振り返りながら書いてみたいと思います。
まずは己を知る
今回は、目標タイムの設定について、トレーニングメニューからの換算がテーマです。
時には目標など定めずがむしゃらに突っ走るのがいい時もありますが、
エルゴではそれは通用せず自爆するだけなので、ある程度指標を持っておくことは戦略上重要です。
ボートと違い慣性が働かないので、自分がくたばったら終わりだから、ということもあります。
参考に、おやじスカラーさんのリンクを下記に貼っておきます。
https://oyajisculler.hatenablog.com/entries/2006/01/17
日ボのページもトレーニングメニュー例があるので、念のため貼っておきます。
https://www.jara.or.jp/info/2012/ergo_highscore1.pdf
指標となる各スコア
- 1000mMAX
- 1500mMAX
- 1minON-1minOFF*6-8
- B4(2000m SR24-24-28-32)
順に説明していきます。
注意ですが、この4つの換算は割とシビアかもしれません。
目標タイムから逆算する上記指標のスコアを出せていなくても
2000mの目標達成できる人はいると思いますし、
瞬発系が得意、持久系が得意などタイプもあるので、そこも考慮しなければならないです。
1)1000mMAX
2000m合計タイム=(1000mMAXのタイム + 6 〜 10秒)*2
例)1000mMAXのタイムが3:04であるとする
→ ( 3:04+6 )*2〜( 3:04+10 )*2となり、 6:20 〜 6:28 となります。
2)1500mMAX
測定日の1-2週間前の疲労がピークとなるタイミングで実施した1500mMAXの
平均ラップが、そのまま2000mMAXの平均ラップになります。
例)1500mMAXのタイムが 4:45(平均 1:35 )であるとする
→ 1:35*4 となり、6:20 となります。
3)1minON-1minOFF*6-8
インターバルトレーニングです。2000m測定と同じSRで実施します。
500mラップの全セット平均+4〜5秒が2000mでの平均ラップになります。
例)1minON-1minOFFの500mラップの全セット平均が 1:31 であるとする
→ 1:31+4 〜 1:31+5 となり、2000mタイムでは 6:20 〜 6:24 となります。
4)B4(2000m SR24-24-28-32)
おなじみのアレです。
最初1000mではSR24、以降500mごとにSR4上昇するもの。
最終クォータのラップが、2000mの平均ラップになります。
注意点は、全ての区間(SR)で、最大出力することです。
例えば、SR24の区間を軽く漕ぐと参考にならないです。
例)B4の結果が 1:41 - 1:41 - 1:38 - 1:35 であるとする
→ 1:35*4 となり、2000mタイムは 6:20 となります。
個人差は、あります。
冒頭述べましたが、その人その人に得意なゾーンなどあるので、
ぴったり当てはまらないです。あくまで参考に。
この記事の内容のメインターゲットは20-30代の男子選手になるかと思います。
あとは鍛錬あるのみですね。
日本全体のエルゴスコアが上がってほしいという想いを込めて。